フェイスラインの美容整形
おとがい形成(うけくち)
日本人は欧米人と違って口元が突出していて、おとがい部が引っ込んでいる場合が多いのですが、おとがい部を前に出して、先端を尖らせるとフェイスラインがすっきり見えて、いわゆる美人顔に変わります。顎の整形には従来からの骨切りなどの手術を行う場合もありますが、もっとも新しい手法は注入によるメント・プラスティです。
生体物質を入れたり、軟骨を移植する方法もありますが、一般的なメント・プラスティの90%以上は手に入りやすいシリコンインプラントです。
現在のエステティック・ラインを作り出す中心は、歯科矯正とメントプラスティの組み合わせに移行した感があります。
下あご水平骨切りの手術の場合は、下唇と歯茎の境目にメスを入れて、4〜6cmに渡って切らなければならないので、患者さんの精神的、肉体的な負担が大きいことと、形が自由に作れないこと、場合によっては切った部分に段が生じてしまうことがありました。そこで、比較的負担が少なく、また形も自由に作りやすい治療法が主流になってきたのですが、シリコンのような異物をインプラントしたくないという方には、今でもこの骨切り手術を行っています。
コラーゲン、ヒアルロン酸注射
最近は、より手軽な美容整形方法としてコラーゲンやヒアルロン酸ゲル注射の人気が高まっています。成分が組織に吸収されやすいために、効果が持続しにいくいことが欠点でしたが、最近では持続期間を長くして、その一部に永久的な効果を持つ注射も開発されています。どの方法も一長一短がありますので、医師とよく相談されることをお勧めします。
また、エイジングによっても顎が垂れ下がり、フェイスラインが崩れてきてしまいますが、このようなケースは、まず脂肪吸引やリフトアップなどで余分な皮膚や脂肪を取り除くことが必要になる場合が多くなるでしょう。
ワンポイントアドバイス
おとがい形成の主流はシリコンインプラントをしようするメント・プラスティ。骨切りに比べて患者の方の負担が少なくて、好みの形を作れるのがメリットです。一方、注射による注入の人気も高まってきています。
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最終更新日:2021/4/14